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【マイナンバー汚職】業者選定委員を誘導 複数回接触、贈賄業者後押し・警視庁

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【マイナンバー汚職】
業者選定委員を誘導 複数回接触、贈賄業者後押し・警視庁

警視庁に出頭する厚労省情報政策担当参事官室長補佐の中安一幸氏=さいたま市(10月13日撮影)

 マイナンバー制度導入をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者(45)が、贈賄側のIT関連会社(東京都千代田区)が参加した企画競争の業者を選ぶ評価委員に複数回接触し、助言していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査2課は、IT関連会社が受注するよう誘導していたとみている。

 逮捕容疑となった平成23年10月公募の2件の入札で厚労省は企画競争方式を採用。国が作成した仕様書に沿って業者が出した提案書を、厚労省内の評価委員会が評価基準に従って評価し、業者を選定した。

 捜査関係者によると、中安容疑者は評価委員に何度も接触し、IT関連会社が強みのある分野を高く評価するよう誘導。評価基準の策定にも関与していた。

 また、中安容疑者は20年には、厚労省などによる医療関連事業を受託した沖縄県浦添市側に実施業者として、贈賄側のIT関連会社を選ぶよう要求していた疑いがあることも判明した。最終的に同市の入札に応募したのはIT関連会社のみで、IT関連会社がそのまま受注していた。

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