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秋田大で不正会計 26年度決算、赤字額を大幅圧縮

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秋田大で不正会計 26年度決算、赤字額を大幅圧縮

秋田大の不正会計について陳謝する沢田賢一学長(左)ら=7日、秋田市手形学園町の秋田大(渡辺浩撮影)

 秋田大(沢田賢一学長)の平成26年度決算で、赤字額を大幅に圧縮する不正な会計処理が行われたことが分かり、大学は7日、この処理を主導した財務担当の渡部良和理事(59)を学長付理事に更迭した。

 秋田大は9月に調査委員会(委員長・田中伸一弁護士)を設置していた。記者会見した沢田学長や調査委メンバーによると、渡部理事は国立大学法人会計基準に反し、医学部に対する寄付金7億2243万円を収益に振り替えて赤字を少なく見せかけるよう提案し、沢田学長らが承認。2人の監事や外部監査法人も見逃していた。金銭的な実害はなかった。

 渡部理事は大阪教育大財務部長や上越教育大理事などを歴任した大学事務のベテランで、沢田学長らに「このままでは職員給与の遅配などが起こる」と不正確な説明をしたという。

 沢田学長は「赤字が多いからといって、直ちに大学の評価低下や財務担当理事の責任につながるわけではなく、動機は分からない」と語った。

 秋田大は同日、沢田学長の報酬の10分の1、3カ月返上や関係部長、課長の懲戒戒告処分などを決めた。

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