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【御嶽山噴火1年】生還女性が初めて語る「あの時」 「焼け死ぬのか、溶けるのかな…」

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【御嶽山噴火1年】
生還女性が初めて語る「あの時」 「焼け死ぬのか、溶けるのかな…」

山頂付近で石造りの台座に寄りかかり救助を待つ女性。右手を小さく震わせ、助けを求めた=2014年9月28日午前11時31分、御嶽山(本社チャーターヘリから、大山文兄撮影) 山頂付近で石造りの台座に寄りかかり救助を待つ女性。右手を小さく震わせ、助けを求めた=2014年9月28日午前11時31分、御嶽山(本社チャーターヘリから、大山文兄撮影)

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 心身ともに負った大きな傷。それでも経験を語ろうと決意したのは、連日のように自然災害の脅威が伝えられる中、御嶽山の噴火が忘れ去られるのではないかと危機感を抱いたからだ。

 生死を分けたのは何だったのだろうか。「御嶽山は初心者でも気軽に登ることができるだけに、十分な準備をしている方は少なかった。生き残れたのは運もあるが最低限の準備をしていったからだ」と言う。

 女性は登山の際、日帰りでも簡易テントは必ず携行し、3千メートル級の山にはダウンジャケットも持っていった。夜になるまで生存していながら周囲で亡くなった登山客は、ダウンジャケットや簡易テントは持っていなかったようだった。生死を分けたのは「その差」と思っている。

 4月に職場復帰し、山登りも再開したが、火山へは二度と登るつもりはない。御嶽山噴火から1年。「もし山へ行かれる方は、リスクを考え準備をしてほしい」。最後にそう訴えた。

(女性の希望により、匿名としました)

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