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【熊谷6人殺害事件】県警対応に住民不信感 後手の捜査強いられ

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【熊谷6人殺害事件】
県警対応に住民不信感 後手の捜査強いられ

埼玉県熊谷市の住宅で住民4人が殺害された事件から一夜明けた熊谷警察署には、多くの報道陣が集まっている=17日午前、埼玉県熊谷市の熊谷警察署(宮崎瑞穂撮影)

 埼玉県熊谷市で6人が殺害された事件で、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)は13日、持ち物を残したまま、赤信号を無視して国道を横断し、県警熊谷署を走り去った。その直前、ナカダ容疑者は住民に「カネがない」と話しかけており、同署は不審者と認識しながら追跡しなかった可能性がある。15日に逮捕状を取った際も地域への注意喚起は行われず、住民は不信感を募らせている。

 「カネがない」「警察を呼べ」。ナカダ容疑者は13日午後1時前、熊谷市内で住民にこう話しかけていたという。

 連絡を受けた熊谷消防署玉井分署が熊谷署の交番に「片言の日本語で何か言っているが、意味が分からない」と通報。交番では「ペルーに帰りたい」などと繰り返し、スペイン語を発したため、通訳を介する必要があると判断。パトカーに乗せて署まで連れてきた。

交通量多く

 ナカダ容疑者が手ぶらのまま署に面した国道に走り出したのは、通訳の到着を待つ同日午後3時半ごろ。玄関脇の喫煙場所でたばこを吸っていたところだった。警察官1人が付き添い、赤信号を強引に渡る姿を見ていたはずだが、交通量が多いとの理由で追跡をあきらめていた。署には現金約3400円やパスポート、携帯電話が入った荷物を置いたままだった。

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