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【東日本豪雨】メガソーラー事業者「国から説明なかった」

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【東日本豪雨】
メガソーラー事業者「国から説明なかった」

 茨城県常総市の水害で、同市若宮戸地区の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設工事が越水の原因ではと住民や周辺首長が指摘している問題で、建設業者の代表の男性(45)が16日、産経新聞の取材に応じ、「正当な手続きを踏んだ工事。国からも説明はなく、危険性の認識はなかった」と説明した。

 同地区は、鬼怒川が決壊した常総市三坂町の上流約5キロにあり、10日午前6時ごろ、水があふれ出す越水が確認された。周辺は約1キロにわたり、川の流れで砂が堆積した丘があるだけで、人工の堤防はない。

 男性によると、メガソーラー設置のための工事は平成26年1月から開始。2月に丘の上の木の伐採届を市に提出し、3月から一部を整地する工事を始めたところ、住民から反対の声が上がったため、同市と国交省下館河川事務所の担当者と協議。その際、河川事務所の担当者から、「水があふれることはないが、住民の不安を解消するために土嚢(どのう)を積ませてほしい」という趣旨の説明があったという。その後、国が約2メートルの高さの土嚢を設置した。

 男性は「責任転嫁されているように感じる。国や市が住民に対して経緯をきちんと説明してほしい」と話した。国交省関東地方整備局の河川担当者は「事実関係については、今はお答えできない」としている。

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