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【鬼怒川堤防決壊】発生5日、インフラ復旧追いつかず 被災者からには疲労の色も

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【鬼怒川堤防決壊】
発生5日、インフラ復旧追いつかず 被災者からには疲労の色も

決壊した鬼怒川周辺では、倒壊した家屋や車両が未だそのままになっている=14日午後、茨城県常総市(川口良介撮影)

 東日本豪雨による鬼怒川の堤防決壊で、東部の広範囲が浸水した茨城県常総市。決壊から5日目となる14日、ボランティアとともに自宅の後片付けを進める住民の姿が見られる一方、浸水地域の大半で断水や停電が続き、完全復旧の見通しは立っていない。避難所で寝泊まりする被災者の中には体調不良を訴える高齢者もおり、避難の長期化を覚悟した徒労感が広がる。

 「まだだめ、全然だめ」。同市中妻町の自営業、近藤貴美也さん(58)はうんざりしたように話す。泥水が引いて自宅に戻っても、水道や電気を使うことができない。

 近藤さんは「雨がやんでから暑い日が続いているから、片付けの途中にちょっとクーラーのついた部屋で休むとか、冷たいものも飲みたいんだけど。ぜいたくかな」と力なく笑った。

 別の無職女性(70)は「冷蔵庫が機能しないと食べものが保管できないから、避難所以外で何か食べようと思ったらお金がかかって仕方ない。順番だって聞いてるけど、早く電気が通ってほしい」と嘆いた。

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