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【東日本豪雨】相次ぐ堤防決壊 ハード対策追いつかず 専門家「想定以上の水が流れ続けた」

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【東日本豪雨】
相次ぐ堤防決壊 ハード対策追いつかず 専門家「想定以上の水が流れ続けた」

 今回の豪雨では茨城県の鬼怒川と宮城県の渋井川などで堤防決壊が相次いだ。専門家は決壊の理由として「安全に水を流せる設計上の水位を何時間も超えていた」と指摘。国土交通省も近年増えている異常気象を要因に挙げるが、予算や時間の問題で国の対策が追いついていないという現実もある。国交省はハードに加え、防災意識の向上などソフトと両輪で対策に臨む重要性を訴えている。

 国交省などによると、鬼怒川も渋井川も過去に氾濫を繰り返していた河川ではなく、鬼怒川の決壊地点については水流の力が大きくかかる川の形状ではなかったという。

 現地調査をした東京理科大の二瓶泰雄教授(河川工学)は、安全に水を流せる設計上の水位「計画高水位」を超える水が長時間流れ続け、堤防に強い負荷が加わったと推測。「平成24年の九州北部豪雨もそうだが、近年は計画高水位を上回って堤防が決壊する例が増えている。堤防を造る際に想定している以上の水が流れている」と説明する。

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