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育鵬社の教科書著作権訴訟 藤岡氏の控訴棄却 知財高裁

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育鵬社の教科書著作権訴訟 藤岡氏の控訴棄却 知財高裁

 教科書の一部記述を無断盗用され著作権を侵害されたとして、拓殖大客員教授の藤岡信勝氏が出版元の育鵬社(東京)などに出版差し止めと約6000万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が10日、知財高裁であった。清水節裁判長は訴えを全て棄却した1審東京地裁判決を支持、藤岡氏の控訴を棄却した。藤岡氏は上告する方針。

 育鵬社が発行した平成24年度の中学歴史教科書「新しい日本の歴史」の中で、藤岡氏が以前執筆した別の教科書の一部を無断使用されたと訴えていた。清水裁判長は、藤岡氏の記述について「歴史的事項を説明したありふれた表現で特有の創作性は認められない」と指摘。著作物にあたらないため、著作権侵害はないと結論づけた。

 藤岡氏は「判決は歴史教科書に事実上著作権はないとする不当なもので、法曹界がいかに一般国民の常識からズレているかを示すものだ。これではコピペ教科書が野放しになる」とコメント。育鵬社は「当社の主張が全体的に認められた妥当な判決である」としている。

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