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曽我ひとみさん「だまされ続けた北での24年」 支えだった時計手に母奪還訴え さいたまで拉致救出集会

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曽我ひとみさん「だまされ続けた北での24年」 支えだった時計手に母奪還訴え さいたまで拉致救出集会

講演する拉致被害者の曽我ひとみさん=5日午後、さいたま市

 北朝鮮による拉致被害者の早期救出を訴える集会が5日、さいたま市浦和区で開かれた。集会には昭和53年に北朝鮮に連れ去られ、平成14年に帰国した曽我ひとみさん(56)が出席し、一緒に拉致され、今も帰国を果たせていない母、ミヨシさん(83)=拉致当時(46)=ら被害者の帰国実現を訴えた。

 「拉致されてから私は北朝鮮という国にだまされ続けてきた。日本という国は私一人など助けてはくれないだろうという失望の中で24年間生きてきた」

 集会で、曽我さんはそう北朝鮮での苦境を明かした。北朝鮮当局者から日本に帰す条件として、「朝鮮語が上手になったら」「結婚して家庭を持てば」「子供が生まれたら」と言われたが、約束がかなえられることはなかった。何人もの日本の政治家が北朝鮮に渡りながら、平成14年の日朝首脳会談まで、曽我さんら被害者の帰国を実現した政治家は誰もいなかった。

 北朝鮮で家庭を持って日々の生活に追われ、曽我さんはいつしか、帰国への思いが薄らいでいたという。そんな曽我さんを励まし続けたのはミヨシさんから贈られた腕時計だった。

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