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【山口組分裂】東映「仁義なき戦い」シリーズなどを手がけた大物プロデューサーが激白 「ドンパチがないと映画にはならん!」

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【山口組分裂】
東映「仁義なき戦い」シリーズなどを手がけた大物プロデューサーが激白 「ドンパチがないと映画にはならん!」

東映の元プロデューサー、日下部五朗氏が手がけた「新 仁義なき戦い」のポスター撮影風景。右は菅原文太=1974年11月、東京・銀座の旧東急ホテル(一部画像加工しています) 東映の元プロデューサー、日下部五朗氏が手がけた「新 仁義なき戦い」のポスター撮影風景。右は菅原文太=1974年11月、東京・銀座の旧東急ホテル(一部画像加工しています)

 1975年に公開した「県警対組織暴力」にはこんなエピソードがある。「岡田さんが引っ張られた兵庫県警にさ、かなりとっちめられたから『コノヤロウ』という腹いせもあってああいうタイトルになったんだ」。同じ深作欣二監督の「仁義なき戦い」で組員役だった菅原文太や梅宮辰夫らに刑事を演じさせるという発想の転換が光る一作で、地元ヤクザと癒着している菅原演じる管轄署刑事が暴力団壊滅に躍起な県警と対立する構図も皮肉で面白い。

 「映画の企画っちゅうのはタブーに挑戦することで大衆が好奇心を持つという考えやった」と日下部氏。「今はどこの映画会社にもそんな癒着と言われるような関係はないじゃない。今の東映ではヤクザ映画やお色気路線が全然タブーになっちゃったから誰もやる奴おらんやろ。今の経営者はみんな紳士になっちゃったからそんなことやらんで。独立プロならどっかやるかもしれんけども」

 自身も危ない目に遭っている。「山口組外伝 九州進攻作戦」の主人公は菅原演じるアウトローの夜桜銀次。映画化にあたり銀次が組員だった九州・別府の山口組系石井組に挨拶に行ったとき、「つかまって幽閉されてさ。別にどうのこうのってことなかったけど」と述懐する。「うちの親分もおるのに何であんなチンピラを主役にするんや」とホテルに2日間、監禁されたが、田岡組長の「すぐに日下部を釈放せんかい」という一声で解放された。「あの映画はね、京都・祇園の京町でさ、殺人事件を起こして九州の方へ逃亡してきた男の話。菅原文ちゃんと渡瀬(恒彦)がやった(演じた)んかな、あれはいい映画だったよ、すごく。うん」と満足そうだ。

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