産経ニュース

【五輪エンブレム見直し】ネットの検証が先行 相次ぎ「盗用」指摘  小保方氏のケースと同じ?

ニュース 事件

記事詳細

更新

【五輪エンブレム見直し】
ネットの検証が先行 相次ぎ「盗用」指摘  小保方氏のケースと同じ?

東京都庁の玄関に貼られている2020年東京五輪のエンブレムのポスターを撮影する人=1日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

 東京五輪エンブレムの類似性、サントリービールのトートバッグの模倣、写真の無断転用…。エンブレムを制作したアートディレクター、佐野研二郎氏の盗用、転用疑惑はインターネット上で先行して指摘された。検索や閲覧性の高さ、ミリ単位での画像比較など、デジタル時代ならではの検証が行われており、専門家は「新しいデザインが出されても、また同じことが起きるのでは」と指摘している。

 「自宅にいながら世界中のデザインを調べられる。ネット以前の時代ではありえなかったことだ」。立教大の砂川浩慶准教授(メディア論)はそう指摘する。発端となったベルギーの劇場のロゴとの類似性こそ、ロゴのデザイナー本人がネットで指摘して広まったが、トートバッグのデザインの模倣など、その後の追及はいずれも匿名のネットユーザー主導で行われた。

 ITジャーナリストの神田敏晶氏は、色や形が似た画像を一瞬で調べられる「画像検索サービス」や画像を回転させたり、重ね合わせたりできる編集ソフトの普及が「似たデザインの発見を容易にした」と強調する。「匿名で批判でき、社会的な問題の追及に自ら参加しているという高揚感が、ネットユーザーを疑惑追及に駆り立てたのではないか」とみる。

「ニュース」のランキング