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【山口組分裂】最大の暴力団、複数の2次団体が離脱 警察当局「対立抗争」を厳重警戒

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【山口組分裂】
最大の暴力団、複数の2次団体が離脱 警察当局「対立抗争」を厳重警戒

山口組総本家から出る組員を乗せた乗用車=27日、神戸市灘区篠原本町(竹内一紘撮影) 山口組総本家から出る組員を乗せた乗用車=27日、神戸市灘区篠原本町(竹内一紘撮影)

 全国に約2万3千人の勢力を誇る国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)の複数の2次団体が組織運営をめぐる対立から離脱を決め、事実上の内部分裂状態に入ったことが27日、警察当局への取材で分かった。暴力団が分裂した場合には対立抗争事件が発生する危険性が高いため、警察庁は近く、全国の警察本部に警戒警備や取り締まりの強化、一般市民への危害の未然防止などを徹底するよう通達を出す。

 警察当局によると、神戸市の山口組総本部で27日、執行部を集めた会合が開かれたが、2次団体の有力組織山健組(同市)など複数の組織の幹部が欠席。山口組は、山健組など10団体以上を絶縁などの処分にすることを決めたとみられる。山健組などは新組織を月内にも発足させる見込みという。

 山口組内部では篠田建市(通称・司忍)組長とナンバー2の高山清司若頭の出身母体である2次団体弘道会(名古屋市)系の組織と、山口組前組長の出身母体である山健組系の組織の間で、運営などをめぐって方針の食い違いが生じていた。

 山口組は沖縄県などをのぞく全国44都道府県に構成員など約2万3千人を抱える国内最大の暴力団。山健組と弘道会は74団体ある2次団体の最大級の勢力の2大派閥で、それぞれ数千人を抱える。

 山口組をめぐっては昭和59年から平成元年にかけ、山口組の4代目組長就任をめぐる内部の派閥対立から独立した一和会との間で、死者25人を出す山一抗争が起きている。

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