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会計担当者通さず流用拡大、不正会計で発覚遅れも ビットコイン消失事件

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会計担当者通さず流用拡大、不正会計で発覚遅れも ビットコイン消失事件

ビットコイン不正取引で逮捕されたマルク・カルプレス容疑者=1日午前、東京都豊島区(宮崎瑞穂撮影)

 マウント社CEOのマルク・カルプレス容疑者は、会計担当者に無断で預かり金を流用し、関連会社などに多額の現金を何度も送金していたとみられる。送金は実態とかけはなれた「貸付金」などの名目で事後的に帳簿に記載されていた。警視庁は会計担当者を通さずに送金できる仕組みが預かり金の流用拡大を招き、不正な会計処理で外部への発覚も遅れたとみている。

 捜査関係者によると、カルプレス容疑者は顧客の預かり金を管理していたマウント社のインターネットバンキング口座を1人で管理。会計担当者や、会計事務所などには無断で関連会社への投資や自宅用ベッドの購入などのために送金し、会計担当者などへの通告は送金後に行っていた。

 会計担当者は関連会社への送金などをマウント社の正当な業務に見せかけるため、関連会社への業務委託費を返済の見込みがないのに「貸付金」名目で帳簿に記載するなど、不正な会計処理を強いられていたとみられる。

 破産管財人の調べでは、マウント社は貸付金名目で関連会社やカルプレス容疑者などに計約13億円を送金しているが、いずれも返済には応じていない。

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