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感染していないのに「クラミジア」と診断…「診療は詐欺」医師に50万円賠償命じる 東京地裁 

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感染していないのに「クラミジア」と診断…「診療は詐欺」医師に50万円賠償命じる 東京地裁 

 性感染症とウソの診断をして無用な投薬を続けたとして、東京都に住む男性(46)が「新宿セントラルクリニック」(新宿区)の院長に約250万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、東京地裁であった。近藤昌昭裁判長は「感染の事実はなく、診療は故意による詐欺」として、約50万円の支払いを命じた。

 男性は平成24年、同クリニックで「血液検査は陽性でクラミジア感染症だ」などとする診断を受け、抗生物質を処方されるなどした。指示通り服用したが検査の数値は変わらず、別の医療機関で「感染症は尿検査で診断すべきで検査結果も陰性」とされたため、提訴に踏み切った。

 近藤裁判長は「院長による診療は医学的知見から不合理で、検査報告書も改変していた」と指摘。「医師が尽くすべき最善の注意義務に著しく違反した」と批判した。

 男性の弁護団によると、院長を相手取った訴訟は複数あるほか、被害者の一部は詐欺罪などで警視庁に告訴しているという。

 判決後に会見した男性は「詐欺と認めてもらったことは素直にうれしい。(同クリニックが)今も診療していると聞いているので、同種被害が出ている可能性もある」と話した。同クリニックは、「コメントできない」としている。

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