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【北朝鮮拉致】なぜ群馬なのか 辛光洙工作員、活動空白期の生活

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【北朝鮮拉致】
なぜ群馬なのか 辛光洙工作員、活動空白期の生活

 群馬県は新潟県に接している。新潟県からは横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=ら5人の政府認定拉致被害者が北朝鮮に連れ去られているほか、かつて北朝鮮と日本を結んでいた貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」の寄港地となっていた。

 さらに特定失踪者をめぐり、新潟と太平洋側に面した「大町ルート」と呼ばれる経路の存在が指摘されている。昭和51年2月に埼玉県川口市の自宅を出たまま行方不明になった藤田進さん(59)=失踪当時(19)=について、平成16年に調査会に情報提供があった。

 情報を提供した男性は「藤田さんの監禁先だった千葉県内から、車で(新潟県の)糸魚川まで運んだ」と話したという。千葉県から東京都、埼玉県、山梨県、長野県を経て新潟県へと抜ける「大町ルート」上では、特定失踪者の行方不明事件が頻発している。

 群馬県が「大町ルート」とは別の、太平洋側と日本海側を結ぶルートになっていた可能性があるのではないか。荒木代表は「大町ルートとは別に新潟へと抜けるルートとして、群馬県に拉致や工作活動の拠点があってもおかしくはない」とみている。

 辛容疑者は現在86歳。韓国で死刑判決を受けた後、恩赦で解放され、2000(平成12)年に北朝鮮に送還された。08年9月に北朝鮮の建国60周年記念の閲兵式を報じる朝鮮中央放送のニュース映像に映っているのが確認されてから、その後の消息は分かっていない。

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