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【北朝鮮拉致】なぜ群馬なのか 辛光洙工作員、活動空白期の生活

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【北朝鮮拉致】
なぜ群馬なのか 辛光洙工作員、活動空白期の生活

 辛容疑者が群馬県に潜伏したのは、原さん拉致事件から2年後の82年11月。最初は高崎市内にあるパチンコ店の従業員として偽装就職。店舗の2階にある従業員宿舎に居を定めた。

 83年5月に北朝鮮に戻るため、群馬から離れたが、同年11月に再び来日すると、同じパチンコ店に再度就職を果たし、翌年には前橋市にあるパチンコ店で働き始めた。

群馬での動きは不明

 調査会は7月24日、辛容疑者が潜伏していた高崎市と前橋市のパチンコ店を訪れた。現在、前橋市のパチンコ店はそのまま残っているが、高崎市のパチンコ店はスーパーマーケットとなっていた。

 辛容疑者は群馬で何をしていたのか。韓国での判決文では、ほかの多くの地域にいる間は何をしようとしていたのか、はっきり記されている。例えば、大阪に滞在していた時代には、原さん拉致に向けた準備を進めていた。東京にいた際には、在日朝鮮人の協力者の獲得活動を進めたり、韓国の軍事情報を入手するための工作をしていたことが書かれている。

 だが、群馬県に潜伏していた時代に、辛容疑者が何をしていたかは謎に包まれている。潜伏先を群馬に持っていたことが記されているだけだ。

太平洋側と新潟を結ぶ「大町ルート」の存在

 調査会の荒木和博代表は「前橋と高崎のパチンコ店に辛光洙がいたのに、何の意味もないはずがない。この辺りに何かあってもおかしくはない」と指摘し、群馬県の地域的な特徴に注目する。

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