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厚木基地騒音訴訟、2審も自衛隊機飛行差し止め認める 東京高裁 

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厚木基地騒音訴訟、2審も自衛隊機飛行差し止め認める 東京高裁 

第4次厚木基地騒音訴訟の控訴審判決を受けて、勝訴の垂れ幕を掲げる弁護士=30日午前、東京高裁前

 米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(神奈川県大和市、綾瀬市)の周辺住民約7千人が騒音被害を訴え、国に損害賠償や夜間・早朝の米軍機や自衛隊機の飛行差し止めなどを求めた第4次厚木基地騒音訴訟の控訴審判決が30日、東京高裁(斎藤隆裁判長)であった。基地騒音訴訟では全国で初めて自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めを認めた1審横浜地裁判決を維持した。ただし、平成28年12月31日までの限定期間とした。

 米軍機の飛行差し止めについては1審同様に退けた。

 これまでの厚木騒音訴訟では騒音の違法性から過去の被害に限り国に賠償を命じる判決が続いてきたが、飛行差し止めは請求が退けられてきた。

 今回の第4次訴訟では、住民側は過去の同種訴訟で退けられてきた民事上の飛行差し止め請求に加え、公権力の行使の妥当性を問う行政訴訟でも初めて提訴。1審では行政訴訟で「自衛隊機運航に関する防衛相の権限行使は、公権力の行使に当たる」として請求を適法と判断。「周辺住民の多くが受けている睡眠妨害の程度は相当深刻」などと指摘し、やむを得ない場合を除く午後10時から午前6時までの自衛隊機の飛行差し止めを命じた。米軍機については「国の支配が及ばない」などとして退けた。

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