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【佐世保高1女子殺害】少年事件、刑罰か更生か 難しい判断

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【佐世保高1女子殺害】
少年事件、刑罰か更生か 難しい判断

高1女子生徒殺害事件が起きた長崎県佐世保市の市街地

 長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、少女(16)に対して刑罰を避け、医療少年院送致の保護処分とした長崎家裁の判断。少年事件をめぐっては選挙権年齢引き下げに伴って少年法の適用年齢引き下げが議論されるなど、厳罰化とも取れる流れがある。ただ、そもそもの少年法の趣旨は保護と更生。どのように少年と向き合い、犯した罪にどう向き合わせるべきか。被害者遺族が厳罰を望むケースもあり、その判断は難しい。

 「犯行時、16歳になっていない時点で検察官送致(逆送)の可能性は低いと考えていた。そこを理解した犯行なら厳しい処分でもよかったはずだ」

 こう指摘するのは犯罪被害者支援弁護士フォーラム事務局長の高橋正人弁護士だ。高橋弁護士は医療少年院の収容年齢は最長26歳までで、「本当に更生した上での社会復帰か確約されていない」という問題点も挙げる。さらに「精神状態が改善された時点で改めて刑罰を決めるなど、被害者の心情にも配慮した法改正が必要ではないか」と現行法の限界にも触れた。

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