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【4カ国テロ】過激思想の浸透鮮明 ラマダン攻撃指令 「敵を攻撃し殉教せよ」とネット上に声明

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【4カ国テロ】
過激思想の浸透鮮明 ラマダン攻撃指令 「敵を攻撃し殉教せよ」とネット上に声明

27日、チュニジア中部スースのビーチで襲撃事件があった現場に花を手向ける女性(AP)

 【カイロ=大内清、ベルリン=宮下日出男】中東・北アフリカやフランスなどで相次いだテロや襲撃はそれぞれ違う手口で行われ、標的も異なっていた。チュニジアとクウェートの事件ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が犯行声明を出したものの、ソマリアのアッシャバーブはイスラム国と競合関係にある国際テロ組織アルカーイダ系だ。一方で、フランスの事件も含めてイスラム過激思想の影響が共通しているようにみえ、その残虐性が改めて印象付けられた。

 ■海水浴客を装う

 26日昼、チュニジア中部スースにある5つ星ホテルのビーチに、パラソルを抱えた男が姿を現した。男はパラソルを広げると、中に隠していたカラシニコフ小銃を取り出し、海水浴や日光浴を楽しんでいた観光客たちに向けて乱射。ビーチは阿鼻叫喚に包まれた。

 同国当局者が地元メディアに明らかにしたところなどによると、男は短パンをはき、ビーチ利用者を装っていたという。

 同じ日、クウェートにあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)では、男が身に着けていた爆弾を起爆させ礼拝者ら27人を殺害、負傷者も200人以上に上った。ロイター通信によると、クウェート当局は事件後、男と関連があるとみられる人物数人を逮捕した。

 ■テロは「善」

 この2つの事件では、イスラム国や、サウジアラビアを拠点とするイスラム国系組織が犯行声明を出し、実行犯らを称揚した。

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