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【拉致再調査】再び遺骨捏造情報… 不誠実さ極めた北の戦略 「限界」訴える被害者家族

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【拉致再調査】
再び遺骨捏造情報… 不誠実さ極めた北の戦略 「限界」訴える被害者家族

福岡市で開かれた集会会場には、被害者家族の思いを示すように「限界は超えた」という文字があった=6月14日午後

 過去にも北朝鮮はさまざまな証拠を捏造し、日本に嘘の説明を繰り返してきた“前科”があるからだ。

遺骨、書類もほとんどがでたらめ

 平成14年9月の日朝首脳会談で、拉致被害者8人について「死亡した」と説明した北朝鮮。その“証拠”として出してきた物証はほとんどがでたらめだった。

 例えば、「死亡確認書」とされた書類に関しては、横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=を除く7人のものが同じ病院から発行されていた。北朝鮮の説明による被害者の「死亡場所」「死亡時期」ともばらばらであったにもかかわらずだ。

 7人中3人の書類を重ねてみると、右下にある印鑑は同じ位置に押されている。「死亡時期」が違うのならば、書類も異なる時期に作られているはずだ。それなのに寸分違わぬ位置に印鑑が押されているということは、同じ時に複数の書類を作成した疑いが強い。

 この死亡確認書に関し、北朝鮮は2年後の日朝実務者協議でこう釈明した。「慌てて作ったもので正確でなかった」

 そう釈明したのにもかかわらず、同じ協議の場で、北朝鮮は卑劣な行為に出てきた。横田めぐみさんのものとする「遺骨」を提示してきたのだ。その後、日本側のDNA型鑑定で別人のものと判明したものだった。

 反省したように見せながら、舌の根も乾かぬうちに日本をだまそうとするのが北朝鮮の手口であることは疑いようがない。こうした過去の行状から、今回の再調査をめぐる報告でも、再び嘘をついてくる恐れがあると家族や支援者は警戒を強めている。

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