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「正社員になって恩返しを」お好み焼き店で働く元受刑者の女性 始まった再犯防止の奨励金制度 

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「正社員になって恩返しを」お好み焼き店で働く元受刑者の女性 始まった再犯防止の奨励金制度 

 女性の初給料は3万8千円。「自分が稼いだ重みを感じた」。10月に働きぶりから正社員になれるかが決まる。男性支店長(44)は「今は頑張って働いているけど、自分を甘やかす日がくるかもしれない。その気がないなら(刑務所に)帰ってもらう」と厳しい表情で話す。

 千房では21年から出所者ら計18人を雇用してきたが、辞めた人もいる。「千房の正社員になって受刑者の採用をしたい。自分でもちゃんとできたってことを見せれば、恩返しにもなると思う」。女性はこんな夢を抱いている。

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 刑務所出所者等就労奨励金支給制度 刑務所を出所後の保護観察対象者らの継続的な雇用に協力的な雇用主に対し、奨励金が支払われる制度。今年度から施行され、月額2万~8万円を最長1年間支給する。協力雇用主は全国に約1万4千社あるが、実際に雇用しているのは約500社。再犯者率の低減を目指し、政府は実雇用主を5年後に3倍の1500社とする目標を立てている。

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