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【年金機構情報流出】「4日までメール」、塩崎大臣も知らず メールやり取りしていた厚労職員も

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【年金機構情報流出】
「4日までメール」、塩崎大臣も知らず メールやり取りしていた厚労職員も

衆院内閣委員会で、自民党の大隈和英氏の質問に答える日本年金機構の水島藤一郎理事長=10日午後、国会・衆院第13委員室(斎藤良雄撮影)

 日本年金機構の年金個人情報流出事件で、塩崎恭久(やすひさ)厚生労働相は10日、機構のインターネットでのメール通信の遮断時期が6月4日に修正されたことについて「(9日の水島藤一郎機構理事長の)答弁で初めて知った事実で、驚きを持って受け止めた。誠に遺憾でおわびする」と述べた。当初、機構がネットを遮断したとしていた5月29日以降、機構側とメールの送受信を行っていた厚労省職員がいたことも判明した。

 一連の問題では、機構と厚労省の初動の遅れが被害を拡大させたと指摘されるが、事後対応での情報共有の不備も明らかになった。

 塩崎厚労相が衆院厚労委員会で答弁した。厚労省は6月4日までの間に、新たにウイルスに感染したケースがないか改めて事実関係を調査する。

 塩崎厚労相によると、機構が4日までネット接続していたのは、メール送受信専用で使われていた古いネット回線。旧社会保険庁時代に構築され、平成20年以降はインターネット接続に使用する「統合ネットワーク」と併用されてきた。

 警視庁から情報流出の連絡を受けた翌日の5月29日、機構は統合ネットワークだけを遮断したが「すべて遮断した」と厚労省に報告。メール専用のネット回線は6月4日までつながったままだった。塩崎厚労相は「機構の説明は極めて不正確で常識では考えられない。正確な情報が伝わっていなかった」と述べた。

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