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【油まき】「呪われた日本を油で清めた」「震災は神の意志」逮捕状の男、集会で主張

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【油まき】
「呪われた日本を油で清めた」「震災は神の意志」逮捕状の男、集会で主張

 この男が創立した団体は東京都内の高層ビル内に事務所を設置。同団体関係者の女性は産経新聞の取材に「逮捕状が出たと報道されているが、氏名が報じられたわけではなくコメントはできない」と回答。その上で、「われわれはキリスト教徒が中心となった集まりだが、宗教団体ではなく、会費もない」と説明した。

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 キリスト教を研究する東京大の鶴岡賀雄(よしお)教授の話

 「キリスト教の過去から現在を見渡しても、油でお清めをするという考え方は聞いたことがない。水は聖なるものと捉えて洗礼で使うなどするし、油も儀式で使うことはある。ただ、他の宗教を正すためや、敵対者を攻撃するため、油をまくことは普通は考えられない。何か異様な感じがする。一般論からすると、こうした異様な行動を取る場合、キリスト教か別の宗教かに関係なく『神がかり』的な状態の人が多い。分派した団体は、学者としても細かな把握が難しい」

 新潟青陵大学大学院の碓井真史教授(社会心理学)の話

 「元々は頭が良く、正義感にあふれた真面目な人物なのではないか。そうした人が世の中などに不満を感じながら行き詰まった時に、奇妙な教義に染まることがある。自分の中にある不満や欲望を、神の名前を借りて行うという場合もある。オウムなど過去のカルト事件でも、教養が高く真面目な人が危険な考え方に染まった。そこに行動力や財力が伴って、こういうことをしたのだろう。『油をお清めのため』にという考え方はあまり聞いたことがない」

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