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川崎簡宿火災1週間 「3階建て吹き抜け」川崎特有 縦割り行政、被害拡大も

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川崎簡宿火災1週間 「3階建て吹き抜け」川崎特有 縦割り行政、被害拡大も

警察と消防による捜索が続く簡易宿泊所「吉田屋」の焼け跡=23日、川崎市川崎区(小野晋史撮影)

 川崎市川崎区の簡易宿泊所(簡宿)「吉田屋」など2棟が全焼した火事は、24日で発生から1週間を迎える。2階建てとして市に届け出ながら実質3階建て吹き抜けとなっていた2棟の構造は、他の地域の簡宿にはない“川崎特有”の「違法建築」だった疑いが出ている。同構造をめぐっては、火災発生前に把握していた市消防局などの情報を市内部で共有するシステムが有効に機能せず、「縦割り行政」が被害拡大の遠因になった可能性もある。(岩崎雅子、小野晋史)

 ■玄関に火の気なく

 「玄関が燃えていた」「ガソリンが燃えたときのようなにおいがした」。火災発生直後、複数の宿泊客が、こう証言していた。

 神奈川県警川崎署などの調べで、玄関近くの階段付近が激しく燃えていることが判明したが、周辺に火の気は無かったといい、同署は放火と失火の両面から慎重に原因を調べている。

 これまでに見つかった遺体は、主に玄関とは反対側の焼け跡から発見されており、同署は玄関から避難できないため反対側に向かい、逃げ遅れにつながったとみている。

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