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【JA立てこもり】突然「はい、ガソリン」 自分の火にひるみ身柄確保 支店内に拍手

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【JA立てこもり】
突然「はい、ガソリン」 自分の火にひるみ身柄確保 支店内に拍手

男が一時立てこもる事件のあったJAみどりの鹿島台支店=22日午前、宮城県大崎市

 22日朝、宮城県大崎市鹿島台平渡のJAみどりの鹿島台支店で起きた立てこもり事件。現住建造物等放火と建造物侵入の疑いで逮捕された同市鹿島台木間塚福(ふく)芦(よし)の無職、安部達広容疑者(60)が持ち込んだガソリンのような液体にライターの火を付け、カウンターが一部焼け、店内に緊張が走った。付近住民からは驚きと戸惑いの声が上がった。

 「ソファで呼ばれるのを待っていたら、突然、ゴミ袋に入れた白いバケツを持った男が現れた」。店内に居合わせた近くに住む農業の佐藤和也さん(53)は事件発生当時の様子をこう振り返った。

 佐藤さんによると、「まるで普通の客のように入店してきた。『はい、ガソリン』とカウンターにバケツを置き、上司を呼ぶように要求していた。要求後、男はバケツをひっくり返し、ライターを持って、『火、付くよ』と職員らを脅した」という。従業員に促され避難した佐藤さんは「外に出られてよかった」とほっと胸をなで下ろしていた。

 県警によると、安部容疑者は特定の従業員を呼び出すよう要求、店のシャッターを閉めさせた。男性従業員3人が店内に残り、説得を試みた。駆けつけた古川署の交渉官が店内に残った3人を避難させた上で、粘り強く説得を続けた。

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