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【サンゴ密漁】
サンゴ採取跡や漁具の大量投棄 小笠原海底、水産庁が確認
海上保安庁の巡視船「するが」(左)から逃走を図る中国船=2014年11月9日、小笠原諸島・父島沖(大山文兄撮影)
中国漁船による小笠原諸島(東京都小笠原村)周辺でのサンゴ密漁問題で、水産庁が3月に初の海底調査を実施したところ、サンゴが広範囲にわたって採取された跡や、漁具が大量に投棄されている様子が確認できたことが18日、関係者への取材で分かった。水産庁では、中国漁船によるサンゴ密漁の一端を示すものとみている。
密漁問題発生以前の海底の状況を示す資料が存在しないため、密漁被害は立証できないが、水産庁は近く調査結果を公表するとともに、中国側に対して調査結果を基に再発防止の申し入れを行う。
海底調査は、小笠原村から要望を受けた水産庁が、平成26年度の補正予算に調査費1億3200万円を計上して今年3月、3週間にわたり実施した。
密漁船が操業したとみられる小笠原諸島周辺の10地点に無人潜水艇を潜行させてカメラで撮影。複数の関係者によると、映像には、海底の様子が鮮明に写っており、「広範囲にわたりサンゴが乱獲された様子がみてとれた」という。
