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【日本の議論】“純粋培養裁判官”だらけ改善策「弁護士から裁判官」が進まない…希望者の4割が落とされている“理由”

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【日本の議論】
“純粋培養裁判官”だらけ改善策「弁護士から裁判官」が進まない…希望者の4割が落とされている“理由”

 全体に占める割合を見ても、26年12月1日現在の判事・判事補数計2708人に対して、現行の採用選考要領下での弁護士任官者は53人(同日現在)だったことを考えれば、いまだ一握りに過ぎない。

4割が“落選”

 弁護士任官で弁護士会側に立ちはだかるのが指名諮問委の「4割問題」だ。

 15~26年度に指名諮問委が「適」と答申したのは、20年度の8人(答申対象11人)が最多で、21、24年度はわずか1人(同3人)。この間、答申対象となった計89人の約4割にあたる36人が「不適」とされた。

 弁護士任官では現行要領に基づいて(1)人物および専門的素養についての書面・面接考査(2)裁判官の職務に耐えられるかどうかの健康診断(3)身上調査-などが行われる。最高裁は、個別の採否の理由を公表していないが、法曹関係者の一人は「任官希望者の中には、『弁護士では食べていけないから裁判官になりたい』といった、消極的理由で受けに来ているとみられる人もいる」と打ち明ける。

 裁判所関係者は「とにかく、いい人が来てくれれば通るはず。弁護士としての経験を積んだ優秀な人材は大歓迎だ」と話す。

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