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【朝鮮総連トップ次男逮捕】拉致再調査中断示唆した非難の裏に「秘められた」“アキレス腱”

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【朝鮮総連トップ次男逮捕】
拉致再調査中断示唆した非難の裏に「秘められた」“アキレス腱”

外為法違反の疑いで逮捕され、警察車両に乗せられる朝鮮総連の許宗萬議長の次男、許政道容疑者=12日午前、東京都足立区(宮川浩和撮影)

 京都府警などの合同捜査本部は12日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)トップ次男の逮捕に踏み切った。3月のトップ宅への家宅捜索以来、北朝鮮は日本政府への非難を繰り返し、拉致再調査をめぐる日朝協議中断まで示唆した。過剰なその反応の裏には、金正恩(キム・ジョンウン)政権と朝鮮総連間の“アキレス腱(けん)”が垣間見える。

 「われわれは、日本がなくとも生きてきたし、今後も生きていける」

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は4月末、朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長宅などへの強制捜査にこう反発をむきだしにした上で、「日本は朝日関係を最悪の事態へ追い込む愚かな自滅行為をしている」と非難した。

 宗萬氏宅が捜索された3月26日以降、朝鮮総連は東京の警察庁前で100人以上を動員した抗議活動などを重ねてきた。背景には「捜索当日、議長宅前に抗議に駆け付けた組織員が少なく、指導部が激怒した」(朝鮮総連関係者)事情もあるという。4月中旬にも「中央本部が捜索される」との噂が流れ、抗議のための招集が掛けられたともいう。

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