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因縁の捜査再び 後援会の実態は?主導者は?…焦点に 日歯連「迂回献金」事件

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因縁の捜査再び 後援会の実態は?主導者は?…焦点に 日歯連「迂回献金」事件

東京地検特捜部の家宅捜索を受けた「日本歯科医師連盟」が入るビル=4月30日午前、東京都千代田区

 東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で強制捜査に着手した政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の「迂回(うかい)献金」事件では、寄付の上限額を回避する迂回献金を日歯連の会計担当役員が主導していた疑いが浮上している。さらに、迂回先となった政治団体は組織実体に乏しく、日歯連と実質的に一体だった可能性も強まっている。そもそも政治団体間の寄付に上限が設けられた発端は、約10年前に特捜部が手掛けた「日歯連闇献金事件」だ。因縁含みの捜査の行方を占った。

「合法」と弁明

 今回の事件発覚のきっかけは今年1月に開かれた日歯連の臨時評議員会。平成25年、日歯連が擁立した西村正美参院議員(51)=民主=の後援会に日歯連から5000万円が寄付され、寄付と同日に同後援会は、日歯連擁立の石井みどり参院議員(65)=自民=の後援会に5000万円を寄付。日歯連はこれとは別に石井後援会に4500万円を寄付していた。この寄付について、一部の評議員が「政治団体間の寄付の年間上限5000万円を回避する迂回献金ではないか」と指摘した。

 指摘に対し日歯連は「両後援会は議員とは無関係の独立団体。合法的な資金移動であり、迂回献金には当たらない」と弁明した。

 しかし特捜部は、この寄付が、規正法で定められた寄付の年間上限規制を回避するための迂回献金だった疑いがあるとみて、4月30日に日歯連などの強制捜査に乗り出した。

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