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食肉卸ハンナン・浅田元会長の実刑確定 懲役6年8月 最高裁が上告棄却

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食肉卸ハンナン・浅田元会長の実刑確定 懲役6年8月 最高裁が上告棄却

 食肉卸大手「ハンナン」グループによる牛肉偽装事件で、詐欺罪などに問われた同社元会長、浅田満被告(76)について、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は、被告の上告を棄却する決定をした。証拠隠滅教唆罪は無罪とし、詐欺と補助金適正法違反の罪で懲役6年8月の実刑を言い渡した大阪高裁の差し戻し控訴審判決が確定する。決定は8日付。

 事件では浅田被告の指示で経理書類を破棄したとしてグループ会社の元役員2人が証拠隠滅罪に問われ有罪となった。しかし、1審判決後に破棄したとされる書類が浅田被告宅で見つかり、元役員2人の無罪と一部無罪が大阪地裁の再審で確定。最高裁は平成24年4月、浅田被告に対する1、2審の認定を「重大な事実誤認の疑いが顕著」として審理を高裁に差し戻した。差し戻し控訴審で高裁は懲役7年(求刑懲役12年)とした地裁判決を破棄、証拠隠滅教唆罪を無罪とし、詐欺と補助金適正化法違反の罪で懲役6年8月を言い渡した。

 差し戻し控訴審判決によると、浅田被告は平成13(2001)と14年、国のBSE(牛海綿状脳症)対策事業で対象外の肉を混入し、全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)による買い上げや国の補助金を申請。計約15億4千万円を詐取したり不正受給したりした。

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