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【チュニジア襲撃テロ】
好きな地中海の“卒業旅行”暗転 22歳の宮崎遥さん
チュニジアの銃撃テロで犠牲となった宮崎遥さん(22)はともに亡くなった母、チエミさん(49)と父と埼玉県狭山市の自宅で、3人で暮らしていた。父は自宅前に集まった報道陣に「取材はお断りします。そんな気分じゃない」と硬い表情で話した。隣の家に住んでいる祖母は「私は何も分からない」と当惑した様子だった。
遥さんは9日に女子栄養大(埼玉県坂戸市)の栄養学部食文化栄養学科を卒業したばかりだった。母と連れだっての「卒業旅行」だったのか。
遥さんを指導した磯田厚子教授(65)は「おっとりした子だったので、逃げ遅れてしまったのかな」と涙ぐむ。
磯田教授によると、遥さんは「おとなしいが、光るところがある学生」。ゼミでは手作りのクッキーやパウンドケーキを持参することもあり、「作りたくなったので、作ってきました」とひょうひょうとしていたという。
高校時代に、チュニジアと同じ地中海に面するトルコに旅行したことでトルコ料理に興味を持ったらしく、ゼミでもトルコ料理を研究のテーマにしていた。昨夏に再びトルコ旅行をした際も家族と一緒だったといい、「家族の話はあまりしなかったが、仲がいい家族だと思っていた」と振り返る。
