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【川崎中1殺害】過熱するネット上の“犯人捜し” 名誉毀損や脅迫の可能性も

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【川崎中1殺害】
過熱するネット上の“犯人捜し” 名誉毀損や脅迫の可能性も

上村遼太さんが遺体で発見された河川敷で、捨てられた上村さんの携帯電話を探し戻ってくる捜査員=12日午後、川崎市川崎区(蔵賢斗撮影)

 「こいつらが犯人!」「みんなで復讐を」「誰か住所晒してくれ」。川崎市川崎区の中学1年、上村遼太さん(13)が殺害された事件をめぐり、インターネット上で過熱した「犯人捜し」の動きは、事件とは無関係の少女らの名前や写真などを「犯人」として拡散させるなど、歯止めがないまま“暴走”した。

 このような動きに対し、ネット上の法律問題に詳しい藤井総弁護士(31)は「犯人と名指しすれば名誉毀損罪にあたる可能性が非常に高い」と警鐘を鳴らす。

 「復讐してやる」といった言葉も、ツイッター上で返信する「リプライ機能」で書き込むなどして、「犯人視」した本人に伝われば、脅迫罪となりうるという。

 事件とは無関係の人物がネット上で誹謗中傷や脅しを受けた例は、過去にも存在した。

 大津市で平成23年10月に市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題では、無関係の人物を、男子生徒をいじめていたとされる同級生の親族と決めつける書き込みがネット上で拡散。25年3月にも、滋賀県内に住む無関係の男性をこの同級生の祖父とする虚偽の書き込みをしたとして、兵庫県内に住む30代男性が名誉毀損罪で略式起訴され、大津簡裁が罰金30万円の略式命令を出している。

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