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【東日本大震災】大川小「校舎は保存」が優勢 宮城県石巻市で住民アンケート

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【東日本大震災】
大川小「校舎は保存」が優勢 宮城県石巻市で住民アンケート

大川小学校の保存について、意見を述べる同小の卒業生たち=8日、宮城県石巻市(上田直輝撮影)

 東日本大震災で児童と教職員計84人が死亡、行方不明になった宮城県石巻市立大川小学校の被災校舎をめぐり、地元住民でつくる「大川地区復興協議会」は8日、石巻市内で住民説明会を開催し、校舎を解体すべきか保存すべきかについて、住民アンケートを実施した。参加した大川地区の住民126人のうち57人が保存と回答し、解体と回答した37人を上回った。

 同協議会は20日に開く会合で集計結果を踏まえて結論を出し、3月下旬以降、市長と教育長に対して要望書を提出する方針。

 集計結果によると、残りは、一部保存3人、その他15人、白票8人、票の持ち帰り6人だった。

 大川小をめぐっては、同協議会が、校舎周辺を「鎮魂の森」として公園化する復興計画案をまとめている。この日の住民説明会では、校舎について、(1)解体=跡地に原寸大平面図を復元しスマートフォンなどで昔の校舎の写真や映像が見られるようにする(2)一部保存=低学年棟や野外音楽堂などを保存する(3)保存=公園内に全施設を残す-の3案を提示。アンケートのほか参加者から意見を聞いた。

 同協議会の大槻幹夫会長(72)は「今日出た意見やアンケート結果を慎重に議論し、結論を出したい」と話した。

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