産経ニュース

【川崎中1殺害】ネットに“犯人情報”氾濫 専門家「名誉毀損で処罰も」

ニュース 事件

記事詳細

更新

【川崎中1殺害】
ネットに“犯人情報”氾濫 専門家「名誉毀損で処罰も」

 上村遼太さん殺害事件では発生直後から、インターネット掲示板などで、特定の少年やグループについて犯人視するさまざまな情報が飛び交った。個人情報を含む書き込みもあり、専門家はネット上に氾濫(はんらん)する情報の取り扱いに警鐘を鳴らしている。

 少年法では、少年が将来更正することを妨げないため、本人の特定につながる記事や写真の新聞や出版物への掲載を禁じている。今回はネット上での掲載だが、少年法に詳しい青山学院大法科大学院の新倉修教授(66)=刑事法=は「社会的な規範の中で、少年に対する扱いとして好ましくない」と指摘。こうした行為に対し、少年法では罰則がないが、新倉教授は「厳密にいえば、刑法の名誉毀(き)損(そん)罪で処罰される可能性がある」と話す。

 近年はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及で情報の拡散速度が増しているため、ユーザー自らが情報の取り扱いには十分気をつける必要があるという。新倉教授は「インターネットに出回っている情報を完全に消すのは困難なので、『そういうことはやめよう』という認識を広げていくことが大切だ」と強調した。

このニュースの写真

  • ネットに“犯人情報”氾濫 専門家「名誉毀損で処罰も」
  • ネットに“犯人情報”氾濫 専門家「名誉毀損で処罰も」

「ニュース」のランキング