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パワハラ秋田県警元交通部長が三セク専務理事に“天下り” 過去には部下自殺も「再挑戦の機会」暴力団壊滅県民会議

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パワハラ秋田県警元交通部長が三セク専務理事に“天下り” 過去には部下自殺も「再挑戦の機会」暴力団壊滅県民会議

 部下へのパワーハラスメントを繰り返したとして昨年2月、本部長訓戒処分を受けて退職した秋田県警の小松雅美元交通部長(60)=退職時は警視正=が、4月に県警所管の第三セクター、暴力団壊滅県民会議の専務理事に就任することが分かった。県民会議側は「再挑戦の機会を与える」としている。また、県警は昨年表明していた小松氏への再聴取を「必要ない」と一転して否定した。

 処分時の県警の発表によると、小松氏は本荘署副署長、秋田東署長、交通部長を務めていた平成16年から25年にかけて、部下計10人に暴言を吐いたり、職務と無関係の業務を命じるなどのパワハラを繰り返していた。

 本荘署副署長時代の17年に地域課長=当時(48)=が自殺していたことも発覚したが、県警は「パワハラと自殺の因果関係を認めるには至らなかった」との見解を繰り返した。

 暴力団壊滅県民会議は、暴力団排除運動を推進するため県が主体になって平成3年に設立。県が基本財産の半分以上の3億円を、県内全市町村が計7千万円を出資する公益財団法人。専務理事は有給で、歴代、県警幹部OBの天下りポストになっている。

 県民会議の藤井明理事長は「小松氏は幹部警察官として優秀だったので、識見を生かしてもらいたい。あのような形で辞めたとしても、再チャレンジの機会を与えるのは当然だ。起用を変えるつもりはない」と話している。

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