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介護ヘルパー、高齢者20人を漫然と恒常的に身体拘束…虐待認定で運営法人に改善指導 東京・北区

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介護ヘルパー、高齢者20人を漫然と恒常的に身体拘束…虐待認定で運営法人に改善指導 東京・北区

 東京都北区の高齢者向け「シニアマンション」3棟で身体拘束が行われていた問題で、北区は17日、入居する高齢者20人に虐待があったと認定し、介護ヘルパーらを派遣する運営法人側に、高齢者虐待防止法に基づく改善指導を出した。都も介護保険法に基づく改善勧告を出した。ほかにも入居者76人が不当に拘束されていた可能性があるとみて区で調査を進める。

 都によると、拘束を行っていたのは医療法人「岩江クリニック」(北区赤羽西、岩江秀和理事長)が運営する介護事業所のヘルパーら。拘束は「自傷の恐れがある」など緊急性を伴う場合に限り一時的に認められるが、ヘルパーらは岩江理事長の指示に従い、漫然と恒常的に拘束していた。

 区の調査によると、20人はベッドの四方を柵で固定され、ベルトで手や体を縛られるなどして自由な行動を制限されていた。区はこうした行為が「身体に外傷が生じ、または生じる恐れのある暴行」に該当し、虐待にあたると判断した。

 拘束について法人側はこれまで、高齢者が経管栄養のチューブを抜く恐れなどを挙げ「医師の指示による拘束なので正当だ」と主張していた。

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