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【イスラム国後藤さん殺害映像】
後藤健二さんの母親が会見 「無念の死を前に言葉も見つからない」
取材に応じる後藤健二さんの母、石堂順子さん=1日午前、東京都小金井市(鴨川一也撮影)
フリージャーナリスト、後藤健二さん(47)の母、石堂順子さん(78)は1日、午前9時40分から東京都内の自宅で会見し「あまりにも無念の死を前に言葉がみつかりません。今はただ悲しみに涙するだけです」と語った。
黒っぽい服装で報道陣の前に姿を見せた石堂さんは、憔悴しきった表情を浮かべながらも、深々とお辞儀をして会見に臨んだ。冒頭、「健二のためにこのようにたくさんの皆様方にご足労、ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます」と謝罪。事前に用意したコメントを読み上げる形で「残念ではございますが、健二は旅立ってしまいました」と話すと声を震わせた。
石堂さんは紛争地のなかでも子供や弱者に焦点を当て続けた健二さんについて「『戦争のない社会を作りたい』『戦争と貧困から子供たちを救いたい』と言っていた」と説明。「健二の遺志を私たちが引き継いでいくことを切に願います」と語った。
会見に同席した夫の行夫さん(78)によると、順子さんは1日午前5時すぎにテレビの報道で健二さんが殺害された可能性があることを知ったという。行夫さんは直後の様子について「必死に耐えていた。冷静に振る舞っていたが、相当参っているようだ」と話した。

