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【イスラム国殺害脅迫】後藤さん殺害か ビデオ、音声で「劇場型」演出 主導権確保狙う

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【イスラム国殺害脅迫】
後藤さん殺害か ビデオ、音声で「劇場型」演出 主導権確保狙う

シリア北部ラッカで行進する過激派「イスラム国」の戦闘員ら(AP)

 【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が1日、拘束していた後藤健二さん(47)を殺害したとする映像をインターネット上に公表した。今回の事件は短期間に多くの声明ビデオや音声メッセージが公表されたことで、目まぐるしく局面が変化した。「劇場型」ともいえる手法で日本・ヨルダン両政府を振り回し、主導権を確保しようとする姿勢から、過激派との“交渉”の難しさが改めて浮き彫りとなった。

 イスラム国による人質事件で、これほどおおっぴらな形で頻繁にメッセージが発せられたのは異例であり、そのことが、欧米メディアを含めて高い関心を呼ぶことなった。宣伝効果を高めるため、世間の注目を集めることを狙うイスラム国にとっては一つの「成果」だ。

 イスラム国は1月20日のビデオ声明で、72時間以内に2億ドル(約236億円)の身代金を支払わなければ後藤さんと湯川遙菜(はるな)さんを殺害すると脅迫。期限後の24日に出されたメッセージでは湯川さん殺害を示唆するとともに、ヨルダンで収監されている女性テロリストと後藤さんの身柄交換へと要求を一変させた。

 さらに27日のメッセージでは、24時間以内の身柄交換が実現しなければ、後藤さんのみならず、拘束中のヨルダン軍パイロットを殺害するとして事態を複雑化させ、日本、ヨルダン両政府を翻弄した。

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