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【イスラム国殺害脅迫】北大生渡航事件に関与の元教授が「交渉役」に名乗り

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【イスラム国殺害脅迫】
北大生渡航事件に関与の元教授が「交渉役」に名乗り

日本外国特派員協会で記者会見する中田考氏=22日午前、東京・有楽町

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が日本人2人を殺害すると脅迫した事件で、イスラム学者で元同志社大教授の中田考氏(54)が22日、東京都内で記者会見し、イスラム国支配地域への食料など、人道支援を交換条件に解放交渉すべきなどとする考えを明らかにした。

 中田氏は、北海道大の学生がイスラム国の戦闘員に加わろうと渡航を企てた事件で、支援した関係先として家宅捜索を受けた。イスラム国幹部と交流があり、過去に支配地域を複数回訪問している。

 中田氏によると、昨年8月、知人のイスラム国司令官から、拘束されている湯川遥菜さん(42)の裁判を行うため、渡航を要請されたが、空爆で責任者と連絡が取れなくなった。

 会見で、中田氏は安倍晋三首相の中東訪問を「非常にかたよった外交だ」と批判。日本政府にイスラム国の考えを説明し、「自身が交渉に向かう用意もある」などと述べた。

 一方、同日は北大生の事件の質問には応じず、自身の働きかけで日本人戦闘員が誕生する可能性があったとの指摘にも、同席した弁護人が「仮定の質問に答えるのは難しい」と答えるにとどめた。

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