産経ニュース

【疑惑の濁流】「ニートの俺が1000万超え」ステマで釣る「バイナリー投資」の罠…のさばるモグリ業者、トラブル急増の現実

ニュース 事件

記事詳細

更新

【疑惑の濁流】
「ニートの俺が1000万超え」ステマで釣る「バイナリー投資」の罠…のさばるモグリ業者、トラブル急増の現実

 また、30代男性は取引のために開設した口座からの出金に応じてもらえなかった。国民生活センターによると、こうしたバイナリーオプション取引に絡む相談が昨年6月以降に激増している。昨年1~5月は5カ月の合計で31件だったが、6月は1カ月で59件に急増。さらに、7月は200件を突破し、8月には300件を超えた。その後は徐々に減少傾向にあるものの、依然として高水準で推移している。

 トラブルになっているのは、無登録で営業している海外業者との取引。30~40代の会社員らが数万円~30万円程度の被害に遭うケースが目立っているという。

のさばる無登録海外業者、金融庁も“お手上げ”

 バイナリーオプションは、直訳すると「2択の選択」という意味を持つ。3、4年前から個人向けで普及。数分から数時間後の為替相場が、ある水準より高いか低いか二者択一で予想し、的中すれば購入額の最大2倍弱の払戻金を得られるが、外れれば払い戻しはゼロで、購入額がそのまま損失になる。投資初心者でも分かりやすい明快なルールで、少額からでも購入できると人気を集めている。

 バイナリーオプション取引について金融庁は、海外の業者であっても国内で営業する場合、金融商品取引法に基づく登録が原則必要としている。警告を無視していると、5年以下の懲役または500万円以下の罰金、あるいは双方を科すという罰則も設けている。また、賭博性の強さから批判の声が上がって業界による自主規制も進み、国内業者では短期間取引が禁止されている。

「ニュース」のランキング