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震災直後にくい落下で男性死亡 4000万円の賠償命令 仙台地裁

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震災直後にくい落下で男性死亡 4000万円の賠償命令 仙台地裁

 東日本大震災直後に大型トレーラーからコンクリート製のくい(約10メートル)が落下し、乗用車の運転席にいた仙台市の男性会社員=当時(60)=が死亡したとして、遺族が男性運転手と勤務先の運送会社(宮城県岩沼市)に計約5100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、仙台地裁で開かれ、大沢知子裁判官は運転手と運送会社に計約4千万円を支払うよう命じた。

 判決理由で大沢裁判官は「最大積載量27・1トンの車両に28・1トンを積み、荷崩れや落下防止のための棒の設置を怠っていた」と指摘。「輸送貨物を固定していたロープなどが地震の影響で破断した」とした。

 判決によると、平成23年3月11日、運転手が大型トレーラーを運転中に地震が発生し、宮城県名取市の閖上大橋で停止。くいが対向車線で停止していた乗用車に落下し、男性が死亡した。

 今年1月、仙台区検は道路法違反罪で運転手を略式起訴し、仙台簡裁は罰金10万円の略式命令を出していた。運転手は業務上過失致死容疑でも書類送検されたが、仙台地検は不起訴処分にしていた。

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