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渡辺氏と小渕氏、特捜部の捜査大詰めも…立件には「高いハードル」の理由

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渡辺氏と小渕氏、特捜部の捜査大詰めも…立件には「高いハードル」の理由

 また、自身が代表を務める政治団体「渡辺美智雄政治経済研究所」の関連口座から22年に9千万円を借り入れ、収支報告書に記載していなかった問題も発覚。特捜部は同口座が隠し政治資金口座の可能性があるとみて元秘書らの聴取を行った。渡辺氏側は「関係職員の退職金積立口座で政治資金ではなく、記載義務はない」と説明している。

 焦点は同口座の支出が政治活動に使われていたかどうかで、特捜部がどう判断するのかが注目される。

報告書作成の経緯

 一方、小渕氏は、自身が代表を務める自民党群馬県第5支部などの収支報告書で、平成22~25年に開催した「観劇会」の収支不一致や不記載が判明。特捜部は報告書を作成したとされる元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長(66)を聴取、関係先を家宅捜索した。報告書作成の経緯が立件のカギを握る。

 この問題では群馬県の市民団体が政治資金規正法違反罪などで小渕氏らを刑事告発しており、特捜部は小渕氏本人の聴取も視野に入れているとみられる。

 小渕氏は問題発覚後、「収支不一致を知らなかった」と関与を否定。政治資金規正法は政治団体の代表者の刑事責任が問われる場合を「会計責任者の選任と監督について相当の注意を怠ったとき」と規定。別の検察OB弁護士は「この問題で刑事責任が問われるとしても、小渕氏自身に及ぶ可能性は低い」としている。

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