記事詳細
サンゴ密漁で10人目逮捕 罰金上限額引き上げ後初めて

小笠原諸島(東京都)周辺などでのサンゴ密漁問題で、横浜海上保安部は21日、伊豆諸島の鳥島(同)沖の領海内で操業したとして、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の現行犯で、中国サンゴ漁船の船長、林兵容疑者(46)を逮捕した。外国人による密漁への抑止力を強化するために、領海内操業での罰金の上限額を3千万円に引き上げた同法改正後、初めての摘発。
同問題での中国人船長の逮捕は10月以降10人目で、うち領海内操業は4人目。林容疑者は容疑を認め、「サンゴを採りにきた」などと供述しているという。