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【サンゴ密漁】中国船と海保の駆け引き 全貌が冒陳で明らかに 横浜地裁初公判 

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【サンゴ密漁】
中国船と海保の駆け引き 全貌が冒陳で明らかに 横浜地裁初公判 

小笠原諸島周辺海域で摘発された許益忠被告の中国漁船(下)=10月5日(海上保安庁提供)

 海上保安庁のヘリコプターが近づくと、採取した赤サンゴを海に捨てて全速力で逃走する密漁船-。小笠原諸島(東京都)周辺でサンゴを密漁していたとして、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の罪に問われた中国人船長、許益忠被告(39)の初公判。横浜地裁で16日、検察側が明らかにした冒頭陳述や供述調書などからは、密漁の生々しい様子が明らかになり、“カネ目当て”で海域を荒らした実態が浮かび上がった。

 横浜地検の冒頭陳述などによると、許被告は1975年に中国・福建省で出生。少年時代から父親の漁船に乗り込み、34歳まで漁師として働いていた。漁師を辞めた後しばらくは出稼ぎ生活をしていたが、昨年9月ごろに「リンと名乗る社長」に誘われて漁船の船長に。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺でサンゴを採ったこともあったという。

 今年9月20日ごろ、リン社長に「給料を2倍にするから、父島でサンゴ漁をしないか」と誘われ、報酬欲しさに引き受けた。自ら10人の船員を集めて早くも翌日には出港、10月1日ごろには小笠原諸島父島(小笠原村)の周辺海域に到着した。

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