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猪瀬前都知事、一水会代表に360万円 五輪招致失言の関係修復を依頼

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猪瀬前都知事、一水会代表に360万円 五輪招致失言の関係修復を依頼

 医療法人徳洲会グループからの5千万円受領問題で東京都知事を辞職した猪瀬直樹氏(68)の政治団体「猪瀬直樹の会」(解散)が昨年9月、徳洲会との仲介役だった新右翼団体「一水会」の木村三浩代表(58)に360万円を支払っていたことが20日、都選管が公表した平成25年分の収支報告書で分かった。

 収支報告書によると、木村代表への支出は昨年9月17日付で、「活動諸々の費用」と記載されている。

 報告書を作成した猪瀬氏事務所スタッフは支出について「イスラム諸国との関係改善のための活動費。実費のみで報酬ではない」と説明した。猪瀬氏は東京五輪招致活動中だった昨年4月、米紙インタビューで候補都市のイスタンブール(トルコ)に関し「イスラム諸国はけんかばかり」と発言し、問題化した。

 支払日の9月17日は東京地検特捜部が公職選挙法違反事件で徳洲会への強制捜査に着手した日だが、猪瀬氏側は「招致活動が終わったタイミングで事件とは関係ない」としている。

 木村代表は経緯について「もともと人脈を維持していたので(猪瀬氏から)『やってくれよ』と頼まれた。昨年4、5月ごろ、ロシアやアジアを数回訪れた」と説明した。

 猪瀬氏は24年11月、木村代表の仲介で徳洲会グループの徳田虎雄前理事長と面会。知事選前に5000万円を受け取ったが、選挙運動費用収支報告書に記載しなかったとして東京地検特捜部から今年3月、公選法違反罪で略式起訴された。

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