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「立ち入り検査の実施日漏洩」 「ひかりの輪」が公安調査官を刑事告発
公安調査庁の男性公安調査官が立ち入り検査の日程を事前に漏洩したとして、元オウム真理教幹部の上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」が17日、同調査官に対する国家公務員法(守秘義務)違反罪での告発状を東京地検へ提出した。
告発状によると、同調査官は昨年6月17日夜、東京都世田谷区のひかりの輪東京本部に居住していた20代の男性会員=現在は脱会=に対し、翌18日に同本部に対する公安調査庁の立ち入り検査が実施される旨のメールを送ったとしている。
また、ひかりの輪によると、男性は同調査官から立ち入り検査に備えてメール記録の削除を求められたほか、金品の提供も繰り返し受けていたという。
公安調査庁は「告発の詳細について把握しておらず、コメントはできない」としている。