産経ニュース

【北海道事件簿】“重賞”の優勝レイをネットで競売 牧場社員が倉庫から盗む 1本50万円で落札のケースも…。

ニュース 事件

記事詳細

更新

【北海道事件簿】
“重賞”の優勝レイをネットで競売 牧場社員が倉庫から盗む 1本50万円で落札のケースも…。

10月26日の菊花賞で優勝した「トーホウジャッカル」の肩にかかる優勝レイ。豪華で、1点もののため希少価値も高い=京都競馬場(彦野公太朗撮影)

 競馬の重賞レースに優勝した馬に贈られ、表彰式で首に掛けられる飾りの「優勝レイ」。それを盗んでネットオークションで販売していたとして、浦河町の会社員、中山晴喜容疑者(29)が、窃盗の疑いで北海道警浦河署に逮捕された。

 道警では当初、会社員としか発表していなかったが、中山容疑者は競走馬牧場「大樹ファーム」の社員だった。盗んでいたのは自社の倉庫からで、優勝レイが鍵の掛かっていない倉庫に保管されていることを知り、合計24本(約240万円相当)を盗んだという。

 中山容疑者は北海道の出身で道内を転々としていたが、「馬が好きで、今年の2月に牧場に就職した」と調べに対して話している。

 「盗んだ優勝レイをネットオークションで売ろうとしたが、なかには売れなかったものもあるようだ。数本が売れただけのようだ」と道警。使い道を想像するのは難しいが、競馬ファンがこうした優勝レイで、馬主気分でも味わうのか。盗んだ動機については「お金に困っていた」と、供述しているという。

 「有名なもので1本50万円で売れたという話もあるが、現在、調べている」と捜査関係者。

 事件は、中山容疑者が、盗みについて大樹ファームの社長に告げて発覚。それまで、牧場では優勝レイが盗まれていたことにも気付いていなかったという。

 「良心の呵責(かしゃく)からか、盗みをオーナーに告げて、社長と一緒に警察に来た。それが自首にあたるかどうか、今は慎重に調べている」と道警では話している。(松垣透)

「ニュース」のランキング