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【北海道事件簿】消防士が危険ドラッグ! 同僚に救急搬送され…

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【北海道事件簿】
消防士が危険ドラッグ! 同僚に救急搬送され…

消防署員が危険ドラッグで倒れていた現場=札幌市

 危険ドラッグが全国的に問題となる中、北の大地でも危険ドラッグを巡る事件が相次いでいる。先月、札幌市西消防署予防課の消防士(28)が薬事法違反容疑で逮捕された。全国的に警察官や県議会議員らが所持容疑で逮捕されており、消防士がいたとしても不思議はないのだが、職業柄、最も見てほしくない人たちに醜態をさらしてしまった。

 この消防士は、先月16日午後2時25分ごろ、札幌市中央区南2条西の歩道上で、通称「AB-CHMINACA」を含有する植物片を所持していたとして、北海道警札幌中央署に薬事法違反(指定薬物の所持)の疑いで逮捕された。

 当日は、勤務は休み。危険ドラッグを吸っていて具合が悪くなり、同僚らの手で救急搬送されたという。

 「助けるほうの仕事なのに、救急搬送され、市民からの信頼を損ねた」と同僚はあきれ顔で話す

過去にも使用

 消防士は平成23年4月に、サラリーマンから転職して札幌市消防局に入った。現在は予防課に所属し、「火災予防の普及啓発が仕事」だという。同僚は「勤務状態は普通で、そういうことをする人とは思っていなかった」と首をかしげる。

 消防の関係者によると、本人は、危険ドラッグを吸ったのは今回が初めてではなく、過去にも吸っていると話している。また、動機について「職場の問題ではなく、個人的な家庭の悩みで、危険ドラッグに手を出した」と話しているという。

 札幌市消防局では今回の事件を受け、研修を行うなど、服務管理の再徹底を行った。

 札幌市消防局では、危険ドラッグが原因とみられる救急搬送について、「単に具合が悪いのか、危険ドラッグによるものなのかは本人の申請でしか分からないが、危険ドラッグを吸って具合が悪くなった疑いのある搬送件数は増えている」と話す。

 今回の消防士のケースもそのひとつに加わった。市では、処分について、「今後、厳正に行いたい」としている。(松垣透)

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