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【ニッポンの分岐点】暴力団(2)経済ヤクザ 企業に寄生したバブルの寵児

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【ニッポンの分岐点】
暴力団(2)経済ヤクザ 企業に寄生したバブルの寵児

 山口組で唯一の顧問弁護士を務める山之内幸夫(68)は「(山口組と一和会による)山一抗争で暴力性を批判されたことに加え、バブル時代に民間の利権の中にシノギの手を広げたことも反発を強めた」と話し、経済ヤクザの台頭が暴力団に対する世間の意識を変えたと指摘する。暴力団の資金源を締め上げようと、バブル崩壊後の4年に暴力団対策法が施行され、これによって組を離脱する組員が続出した。それ以降、暴力団は地下に潜行して活動する傾向が強まっていく。=敬称略(太田明広)

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【用語解説】バブル景気

 昭和60年のプラザ合意で急激な円高が進み、内需拡大のため日銀による金融緩和が進められた結果、土地や株への投機が過熱した。土地価格や株価が高騰し、平成元年に日経平均株価が3万8915円の過去最高値を記録。しかし、不動産融資の総量規制が実施されるなどして投機熱が冷めると、土地や株の資産価格は急激に下落、昭和61年から始まったバブル景気は約4年で崩壊した。

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