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「まだまだ稼げる」東北一の繁華街・国分町でキャッチ増加中 復興バブルに県外者集まる

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「まだまだ稼げる」東北一の繁華街・国分町でキャッチ増加中 復興バブルに県外者集まる

 風俗店、キャバクラ、居酒屋、カラオケなどが並ぶ東北最大の歓楽街、国分町(仙台市青葉区)の路上で、通行人にひっきりなしに声をかけるキャッチ(客引き)たち。東日本大震災の後から徐々に増え続けたが、その多くは県外からやってきた特定の店舗の従業員ではないフリーのキャッチだ。宮城県警には、通行を妨げ、強引に店へ誘うキャッチへの苦情や通報が後を絶たない。

条例改正でフリーが主流に

 キャッチが増えた背景には平成19年の迷惑防止条例の改正がある。それまでは風俗店やキャバクラなどの店側の雇った専属のキャッチを逮捕しても店側を取り締まることができなかったが、条例改正により店側からの客引きの指示も取り締まりができるようになった。取り締まりを恐れる店側は従来の形態から、1店が何十人ものフリーのキャッチと口約束で提携し、連れてきた客の数に応じて歩合制で報酬を支払う形態へと主流を変えていった。仙台中央署歓楽街対策課の古澤英幸課長は「フリーのキャッチを逮捕しても店側がまた新しいキャッチと提携し、路上のキャッチの数が減らない」と話す。

 これに加えて、復興の拠点となった仙台には土木作業員や建設関係者などが増え、キャッチが増える現状につながった。土地勘のない県外者はキャッチを使って風俗店を探すことが多く、キャッチが稼ぎやすい環境になっている。

逮捕者の約8割が県外出身者

 県警生活環境課によると、国分町でのキャッチでの逮捕者は震災前の平成22年は41件。そのうち県外出身者は約3割の13人だった。ところが25年は67件に増え、県外出身者は約8割の53人だった。

 祖父の代から国分町で飲食店を経営する瀧田秀一さん(51)は「路上にあふれかえるキャッチはトラブルの原因にもなる」と話す。

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